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野菜襲う猛暑…次は台風 品薄、さらに高騰の恐れ

経済

2018年7月27日 朝刊

猛暑の影響で価格が上昇しているキャベツなどの野菜=26日、東京都練馬区のアキダイ関町本店で

 連日の猛暑と天候不順で野菜の生育が悪化し、幅広い品目で値上がりが目立っている。東京都内のスーパーではキャベツやレタス、キュウリなどが例年の一・五倍から二倍近く高い。当面は高値が続く見込みで、週末にかけ本州に接近しそうな台風12号の影響も懸念されている。

 東京都練馬区のスーパー「アキダイ」では、キャベツが一玉二百三十八円で、例年より二倍近く高い。夏場に人気のゴーヤーも一本百二十八円で例年の一・五倍だ。

 近くの主婦、折間桂子さん(40)は「水分の多い野菜をたっぷり取って暑さをしのぎたいのに、どれも割高感が強い」と嘆く。同店の秋葉弘道社長は「猛暑の次は台風が心配だ。不安材料がありすぎて、いつ価格が落ち着くか読めない」ともらす。

 農林水産省がまとめた二十四日の東京都中央卸売市場における卸売価格は、継続的に調査している主要野菜十四品目のうち八品目が、過去五年の平均価格より二割以上値上がりした。

 同省園芸作物課によると、キャベツやホウレンソウなどの葉物野菜は関東地方の産地が猛暑による気温上昇と少雨の影響を受けた。ダイコンとキュウリは産地の東北地方が六月下旬に長雨となったため、生育が悪くなった。

 卸売価格が小売価格に反映されるには一週間から十日ほどかかるため、少なくとも八月初めまでは店頭での高値が続く見込みだ。同課の担当者は「台風が産地を直撃すれば、さらに品薄の状況が長期化する可能性がある」と指摘する。 (矢野修平)

 

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