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柳瀬審議官、退任 経産相「加計」影響を否定

経済

2018年7月24日 夕刊

柳瀬唯夫審議官

 経済産業省は二十四日、柳瀬唯夫経済産業審議官(57)を退任させる幹部人事を発表した。柳瀬氏は元首相秘書官で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り学園の関係者と面会していた。問題により国会運営が混乱した責任を取る。柳瀬氏の後任には寺沢達也商務情報政策局長(57)が就く。嶋田隆事務次官(58)は留任する。二十五日付。

 寺沢氏は柳瀬氏と入省年次が一九八四年と同じ。森友学園を巡る問題では、今年三月に財務省の佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官が辞任するなど官庁人事は混迷した。政府は柳瀬氏の退任とともに、財務省の事務方2トップ不在の事態を近く解消し、混乱の収束を狙う。

 世耕弘成経産相は二十四日の閣議後の記者会見で、加計学園問題に関し「今回の人事には影響していない」と強調した。

 柳瀬氏は首相秘書官当時の二〇一五年四月、愛媛県担当者に「首相案件となっている」と発言した県の文書が見つかった。今年五月の衆参予算委員会に参考人招致され、学園関係者との面会を認めた。

 柳瀬氏は一二年十二月に安倍晋三首相の秘書官に就いた。一五年八月に経産省へ戻り、昨年七月から通商政策を担当する次官級の経産審議官だった。

 経済産業政策局長には、新原浩朗内閣府政策統括官(58)、商務情報政策局長には西山圭太原子力損害賠償・廃炉等支援機構経営改革支援室長(55)をそれぞれ充てる。資源エネルギー庁長官には、高橋泰三官房長(55)が就任する。

 

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