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大飯原発 再利用「問題ない」 廃炉燃料で規制委員長

経済

2018年7月19日 朝刊

 関西電力が廃炉を決めた大飯原発1、2号機(福井県おおい町)で使用した核燃料のうち、まだ使える一部を3、4号機(同、再稼働済み)で再利用する計画について、原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長は十八日の定例記者会見で「技術や安全の観点からは問題がない」と話した。規制委は同日午前、関電の計画を了承した。

 1、2号機で使用した燃料は、ウランとプルトニウムを取り出す再処理(化学処理)をすることを前提に規制委の許可を得ていた。今回、関電は処理方法の許可変更を申請しただけで、更田氏は「安全性に関するものではない」と述べ、規制委の審査も形式的なものにとどまると説明した。

 規制委によると、1〜4号機は炉型に加え、燃料の設計や材質が同じなため再利用が可能。今後は3、4号機の定期検査などで、1、2号機から移動させた燃料の安全性を確認するという。規制委によると、廃炉が決まった全国の他の原発では、各プラントの炉型や燃料の設計が異なり、燃料を再稼働済みのプラントで再利用できるところはないという。

 

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