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抗がん剤、残薬使用可に 高額注射用 医療費減へ厚労省指針

経済

2018年6月23日 朝刊

 厚生労働省は二十二日、「オプジーボ」などの注射で使う高額な注射用抗がん剤について、一瓶で二回まで使用を認めるとする指針をまとめた。廃棄されていた残薬を安全に有効活用することで医療費削減を目指す。

 液状の抗がん剤は「バイアル」というガラスの瓶に入っている。通常一本の瓶から患者の体重に合わせて必要な量を使った後は、細菌汚染の恐れから残薬を廃棄するようメーカー側は求めている。廃棄分が年数百億円に上るという試算があり、自民党行革推進本部が昨年七月、対応を求めていた。

 残薬の使用が認められるのは、開封後も有効成分が分解しないなどの安定性がある抗がん剤。使用後はふたを消毒し、滅菌シールで保護するなどの厳格な取り扱いを求める。保管期間は原則当日中だが、無菌室内の保管庫では七日まで可能。厚労省は使用量に応じた請求を徹底するよう求める通知も、同日付で関係団体に送った。

 

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