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震災デマ、拡散やめて 熊本市長が注意呼び掛け

経済

2018年6月19日 朝刊

デマへの注意を呼び掛ける大西一史熊本市長の投稿=スマートフォンの画面より

 大阪府で震度6弱を観測した地震では、ツイッターで誤った情報やデマが飛び交った。災害時に被害状況が素早く伝わる半面、未確認情報や混乱を狙った悪意も広まってしまう課題は相変わらず。二〇一六年の熊本地震でデマ被害のあった熊本市の大西一史市長は、ツイッターで注意を呼びかけた。

 「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている」。地震の発生後、ツイッター上に情報が広がった。実際には被害はなく、屋根に架かっているはしご状の階段を見間違えた可能性がある。ほかにも京都と大阪を結ぶ京阪電車が「脱線した。市役所の情報だから間違いない」や、「シマウマ脱走」といったデマも拡散した。

 特定の民族や外国人が混乱に乗じて盗みを犯すかのような差別的な投稿も相次いだ。

 これに対し、大西市長は十八日午前、自身のツイッターに「デマにご注意」と投稿。利用者は情報の発信元を確認するとともに、自分が発信する際も「未確認の情報をむやみにリツイートせず、情報の真偽を確かめてから責任をもってツイートを」と呼び掛けた。投稿は夜までに三万回以上リツイート(引用投稿)された。

 熊本地震では、熊本市の動物園から「ライオンが放たれた」とのデマが拡散。ツイッターに書き込んだ男が熊本県警に偽計業務妨害の疑いで逮捕された経緯がある。九州電力川内原発(鹿児島県)で火災が起きたとするデマも駆け巡った。東日本大震災でも、うその災害情報が多く出回った。 (吉田通夫)

 

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