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<衆院選>保守票の分散警戒 希望擁立で自民、公明との連携強化

千葉

2017年10月5日

 衆院選の公示が十日に迫る中、希望の党や立憲民主党の結成が相次ぎ、県内でも与野党対決の構図が日々、目まぐるしく変わっている。自民党の県内関係者は、支持基盤の保守票が希望の党に切り崩されるのを警戒。連立政権を組む公明党との連携を強化している。

 「希望の党や小池百合子さんに振り回されるな」。県議で自民党県連の河上茂幹事長は三日、千葉市内で候補予定者らが集まった会議でこう発言し、引き締めを図った。

 河上幹事長は、希望の党が「寛容な改革保守政党」をうたい、改憲を支持する点は自民に近いとし「自民を支持してきた保守票が一部流れる心配はある」と警戒する。

 自民前職の渡辺博道さんが立候補予定の6区には、立憲民主党から出馬を目指す元職や日本維新の会の新人に加え、希望も元職の擁立を決めた。渡辺さんは「まさに三極が競い合う激戦区になった。一部の保守票を持っていかれる」と覚悟する。13区の自民前職の白須賀貴樹さんも、保守票の分散を心配しつつ「自分の政策を訴えていくだけ」と強調した。

 比例南関東ブロックから出馬予定の前職で、公明党県本部の富田茂之代表は四日、県庁での記者会見で「自民候補から支持者訪問に『来てくれ』という要請は多く、これまでより、はるかに運動量が多い」と話した。

 公明側は、自民の立候補予定者の集会に、公明支持者を動員することも計画している。富田代表は「今回は超短期の戦い。十三小選挙区で(自民候補を)全員当選させるよう力を合わせる」と述べ、自民との結束の強さをアピール。希望の党については「寄せ集めの候補者たちで、政権選択選挙の相手たり得るのか」とけん制した。 (中山岳、林容史、堀場達)

 

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